
「ろ」うかの足あとだーれ
みんなできょうは「かるた」をつくる。はじめに字札をつくり子どもたちに見せる。
ほとんどの子が、小さな足あとを描いている。ろうかを描いてから、くつ下をぬいで自分の足のウラを見つめているショウスケはネコの足あとを描いている。絵札ができあがると、つぎは、自分たちで言葉を考えて字札をかくばんだ。
「お」かあさんだいすき
(女の子に多いのがおかあさんから始まる言葉。)
「せ」みにおしっこかけられた
(夏休みにせみとりをした男の子ならだれもが経験。)
「ち」がとまらない
(ケガをしたときの驚きと痛みが、いつまでも残る記憶。)
「た」いいくだいすき
「て」ぶくろだいすき
(だいすきなものを心にうかべながら言葉に。)
「と」けいのおとがぼーんぼーん
「に」んじんピーマンぼくだいすき
こうしてぼくらのつくった「おもしろかるた」には、自分の想いがこめられている。伝統的な「言葉あそび」だ。
子どもたちは言葉の字札をつくったあと、絵札づくりに入る。もう考えこんだり、まよったりする子の姿はない。
なぜなら子どもたちは、言葉をつぶやく前に、それぞれ心に絵をうかべているから。
喜田川 昌之
次回よりお絵描き教室はお休みさせていただきます。