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喜田川昌之 わらべ絵館



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伊東市八幡野1208-559

―開花宣言―
 
 わが庭でパッと一輪、真っ白な花が咲いた。まわりの丹をおびた葉っぱをまるで従えるかのように咲いてくれた。「吉野ではシロヤマザクラとよんでいる」と教えられてから10年。
 ボクは勝手に「宣長桜」とよんでみたい。実生から10年にして今朝、始めて咲いてくれた。見ただけで心があらわれるような清々しさを覚えた。
 もの心ついたときから毎年四月のこの時期に生家の近くの山で咲いていた花。またこの時期に床の間の掛け軸には本居宣長像と共に描かれてた山桜花が思いうかんできた。白い花が若葉にしてしぶい丹をおびた葉と共にある。ふと居ながらにしてこの花を見てみたいと、吉野の奥まで行き入手したのだった。「早く咲けよ」とばかり灰を大量にやるがいっこうに咲いてくれず「居ながらにして」も欲ばりじいさんのやることであったかと反省・・・・・。その後、実生から花をつけるまでの期間を調べてみたところ、通説が3年から5年。10年説もあることを最近知り、『十年目の今年こそは」のほのかな期待もあって眺めてきたのである。明日は早起きして朝日に丹をおびる花をみせてもらおう。

    掛け軸の讃に                                                                             志き嶋のやまとごころを人とはば
                  朝日ににほふ山ざくら花

                            4月10日
  
                    まさゆきお絵かき日記より
          

 

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